火災保険
新築住宅を購入すると、一般的に火災保険に加入します。火災保険は火災・落雷・風災・ひょう災・雪災などの自然災害、盗難や水ぬれ・物体の飛来・衝突一など、一般的に加入されているものの多くは、火災以外の損害も補償するものがほとんどです。
住宅火災保険の保険料は、建物の構造、所在地より異なります。また、建物の構造によって「構造級別」が定められており、耐火性の高い鉄筋コンクリート造の建物は保険料率が低くなります。構造級別は一般的にA~D構造・特級~4級に分かれており、A構造または特級は保険料率が低く、D構造または4級は保険料率が高くなります。
住宅火災保険の中には、家財を対象とした契約があり、契約した建物にある家財すべてが補償の対象になります。また1個、1組の値段が30万円を超える貴金属や、書画などは、保険証券に明記しなければ補償の対象とはなりません。
地震保険
地震保険は、そのもの単独では契約することができず、必ず火災保険に付帯することで契約することができます。補償の対象は、地震・噴火・津波を原因とした火災・損壊・埋没・流出による損害を対象としています。
また対象は、居住用の建物と家財です。
地震保険の保険金額は、住宅火災保険等の主契約の保険金額の30~50%の範囲内で設定となります。ただし、建物は5,000万円、家財は1,000万円までが限度となります。
地震保険の保険料も住宅火災保険と同じように、建物の構造、所在地により異なります。
そのほかにも割引制度として、建築年割引、耐震等級割引、免震建築物割引、耐震診断割引の4種類が設けられています。