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 現在、日本の社会的資産に占める住宅資産の割合は、1割以下。また住宅は、ローン返済時には資産価値がゼロになっているともいわれます。しかし長期優良住宅なら、「住宅=資産」として捉えることが可能。定期的にメンテナンスすることで、50年、100年とその資産価値を保ち続けることができるため、将来的には、賃貸に出したり、売却したりといったことが可能になるのです。「自分たちが住んだらそれで終わり」ではなく、その後も資産として活用していけることが大きな特徴なのです。

 持ち家思考のある日本はどうでしょう。数千万という費用を住宅につぎ込み、退職後は「悠々自適な暮らしを」と思った時には、住宅ローンは払い終わったが蓄えはわずかばかり。マイホームも老朽化からあちこち修繕をしなければならない。子供がいなくなり部屋を趣味の部屋にリフォームするために蓄えを切り崩す。あれやこれやで、また住宅に費用をかける。生涯賃金に占める住宅費用は3分の1とも言われています。

(出典)

日本:国民経済計算年報(内閣府)
アメリカ:Balance Sheets For the U.S economy(商務省 )

長期優良住宅なら、世代を超えて利用していくことができるので、一世代あたりの住居費負担が軽減され、その分を、より快適な暮らしの実現に充てることが可能になります。こうして生まれる「ゆとり」は、成熟社会にふさわしい豊かさをもたらしてくれるに違いありません。
長持ちする住宅は、住居費負担を減らす。

*11階建て、65戸の共同住宅を想定。土地代は試算対象に含まず。
*「200年住宅」の建設コストは従来型の2割程度増、維持管理コストは1割程度減として試算

このように、長期優良住宅の考え方やメリットが十分に理解され、質・量ともに十分な住宅ストックが社会に形成されれば、住まいの選択肢が大きく広がります。例えば、ライフスタイルの小さな変化にはリフォームで、大きな変化には住み替えで対応するなどが可能になり、活発な既存住宅流通市場が生まれるのです。また、こうした良質な住宅ストックが形成されれば、将来の世代にわたって有効に活用していくことができます。住まい手は新築にこだわらず、豊富な選択肢から、望ましい住宅を、望ましいコストで手に入れることが可能になるのです。


既存住宅流通シェアの国際比較

(資料)
日本:住宅・土地統計調査(平成15年・総務省)、住宅着工統計(平成15年・国土交通省)
アメリカ:Statistical Abstract of the U.S. 2006
イギリス:コミュニティ・地方政府省(既存住宅流通戸数は、イングランド及びウェールズのみ)
フランス:運輸・設備・観光・海洋省

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長寿命時代
資産価値のある家づくり